自転車通勤途上なので自転車関連!と判断して、投稿させていただきますが、ちょっと長文です。ご了承ください・・・。
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書いているうちに思いっきり脱線してしまったので、結論だけ先に書いておきます。
相手の不注意、違法行為で事故に遭った場合ても、第三者の目撃証言が無いと、スムーズに事が運ばない場合もあります。もし可能ならば、現場で自分を助けてくれた人などに、その場で目撃証人になってもらうように依頼しておくとよいでしょう。
・・・8年前の出来事です。当時の記録から掘り起こしてみます。
◆◆ 2002年1月某日 ◆◆
最低気温が0度前後。この日は朝早く自宅を出発し、毎日走る道を辿り、5時40分頃、事故現場に至りました。
とある県道を走り、国道との交差点の手前200mほどでしょうか、信号が赤になりました。
この信号、赤になってから次回の青までのインターバルが50秒です。多くの自転車乗りがそうであるように、いつも走る道の、この手の数字は、憶えています。
時間調整気味に県道を流し、交差する側の国道の歩行者信号の点滅を見ながら停止線に近づきます。田舎の道でこんな早朝ですから、クルマはそれこそ疎ら。
左手から大型トラックが一台、荷台をユサユサさせながら交差点に近づいてきます。トラック側の信号が黄色になり、赤になります。ここの信号は、黄色が3秒、右折信号はなく、四方とも全部赤になっているのが2秒で、その後、私の側の信号が青になります。
私のいつもの習慣で、トラック側の信号が黄色になる瞬間を0として脳内カウンタが起動し、0、1、2、3、1、2と、こちらが青になる瞬間� ��で数えます。ところで黄色3秒、全方位赤2秒の設定は、少なくとも北関東の県道などでは、よくある平凡な時間設定です。
カウンタが起動して、黄色から赤になるとき、トラックはまだ交差点の横断歩道よりも手前でしたが、その後、赤になってからあまり減速せず、そのまま交差点に入っていきました。時速40~50km程度でしょうか。
当時の記録を見ると、
「(前略)ヤツは行くな、という感じだったが、赤になって1秒以降の突入(後略)」
と記されています。
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早朝でクルマも非常に少ない時間帯です。こんな状況で信号が赤になった直後の突破自体は、少なくとも北関東では珍しくも無いので、驚かないのですが、その直後、交差点を抜けようとしていたトラックから 「ががーっ、どっかーん、ガシャ~ン!」と複雑な音が聞こえて、見ると、立派な体躯の乗用車が前部大破状態で横向きでとまり、トラックは車道を左に外れて、随分先の石造りの小屋にぶつかっていました。
都心と違って薄暗い北関東の交差点で、何がどうなったのか良く判らないのですが、とにかく、前部大破の乗用車の運転手を確認し、その人のケータイを使って119番通報しました。運転手の女性は、痛いというよりも、恐怖で体全体が震えていましたが、全く幸いなことに、どうやら大した怪我はない様に見えました。で、現場にいた別の人に、トラックの運転手は?と聞いたら、
「大丈夫みたいだよ。電柱たおしちゃったけどねー」
なるほど、電柱が撃破され、電線が垂れ下がっています。
なにがどう� �っているのか、薄暗くてよく見えなかったのですが、とにかく、いろんなモノが広範囲に散乱していました。救急車の到着を確認し、他にも数人、現場にいたので、私は自転車に戻って、走り去りました。
この事故の件は、この日の通勤日誌に詳しく書き留めておいたため、記憶がかなり詳細に残り、しかも記録も残ったため、後日の調書作成でも、どうにか、キッパリ言い切ることが出来ました。
◆◆ 2002年3月某日 ◆◆
この日も早朝出勤。
あの事故の交差点を、あの日と同じような時刻に通過すると、自分を追い抜いたクルマが左に寄って停止しました。そのクルマを右から抜くと、クラクションを鳴らされましたので、何かな??と振り向くと、あの事故のときの女性でした。
話を聞くと、クルマはほぼ全損だったものの、幸い、怪我は大したことがなくてよかったとのこと。しかし、トラックの運転手が信号無視を認めず、信号が黄色のときに交差点に入った、と言っている、と。これが、その女性の証言と食い違ってしまい、第三者の目撃者が必要になったので、現場で私を待ち伏せ(?)していたのだとか。
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トラックの運転手が、信号が黄色のときに交差点に入ったとすると、その後少なくとも2秒は女性のほうの信号は赤ですから、それでぶつかったということになると、女性の方が信号無視をしたことになりそうです。これでは、女性は全く納得できないでしょう。
事情を聞いて、私は、
「あー、トラックは間違いなく、赤信号になったあとに、交差点に進入ですよ」
と答えました。そして、連絡先を渡しました。
第三者の目撃者を自分で探さなければならないなんて、随分大変だ、と思いました。警察は何もやってくれないようです。
・・・そうか、もし、相手のクルマが信号無視でオレに突っ込んできても、それを証言す� �第三者がいなければ、オレが信号無視で突っ込んだ、ってことにされる可能性すらあるってことなんだな。自分が意識不明になったりしたら、その可能性が高いんじゃないか?
相手の不注意、違法行為で事故に遭った場合ても、第三者の目撃証言が無いと、スムーズに事が運ばない場合もある、ということになりそうです。というわけで、もし可能ならば、現場で自分を助けてくれた人などに、その場で目撃証人になってもらうように依頼しておくとよいのではないか、と思います。
◆◆ 2002年3月某日 ◆◆
もうすぐ桜が開花しそうなこの日、早帰りして午後4時に自転車で警察署に出向き、調書作成に協力しました。この事故でトラックが赤信号進入であることを説明するだけだったはずなのですが、何と1時間50分もか� ��りました。以下に記す不条理な事態は、自分の自転車通勤日誌に詳しく記録してあります・・・。
トラックの運転手は、警察の取り調べに対して、交差点進入時には、こちらの信号は黄色だった、と言い切っていたそうですが、私は、それを完全に否定しました。
取り調べ担当の警察官は、私に向かって、
「それ、本当?」
「黄色だったんじゃないの?」
これを延々、何度も何度も繰り返しました。そのたびに私は、
「いいえ。 間違いなく、赤になってからの進入です」
と言いましたが、
「でも、黄色だったか、赤だったのか、よくわからないんじゃない?」
「信号の細かいこと、そんなにはっきり憶えている人って、少ないんだよね」
と、いつまでもシツコイ。
挙句、あろうことか、その警察官は、私の言っていることと違うことを調書に書きそうになる始末です。
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この警察官のバイアスたっぷりの姿勢は、一体何が原因なのか?と訝しく思いつつ、そんなこんなで1時間50分。すっかり体が冷えてしまいました。普通にやれば30分ほどで終わったでしょう。
結局、トラックは赤になってからの交差点進入、という内容でようやく調書を書いてもらいました。ただし、反対側というか、乗用車側の信号が既に青信号に変わっていたのかどうか、に関しては記憶が曖昧だったので、明言は避けましたが、青だった可能性は、大いにあります。
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不思議なもので、繰り返し何度も、
「本当は黄色だったんじゃないの?」
と言われると、
「まさか、オレの記憶は間違っていないよなあ?」
などと、思い始めてしまうのです。
あの事故直後に、詳細に残した記録があったが故に、自信を持って「事実」を述べたまでなのですが、それにしても、こんな妙な気分になることは、全く予想もしていなかったことで、そんな自分に気づいて、かなり驚きました。ちなみに、担当の警察官は、温厚そうな中年男性で、実際、いい人なんだろうなあ、と思いました。
詳細な記録でも残さない限り、人の記憶など、かなりいい加減なものだというのは、日頃から感じることですが、そこを繰り返し畳み掛けるように問い続ければ、意外と簡単に、「そういえばそうだったのかなあ?」という気になってしまうのかも知れません。
そして、この延長線上の話として、検察の強引な取り調べが加われば、冤罪事件というものも起きてしまうのでは?との考えが、容易に浮 かびます。
足利幼女殺害事件で無期懲役判決を受け、17年間も投獄されていた菅家さんは、つい先日の再審で、「完全無罪」を勝ち取りましたが、この件は、冤罪事件として、今まさに大きく取り上げられています。それにしても、過去報道を全く総括しない新聞やTVは、不当な取調べを行った検察や、誤った判決を下した裁判所と同じで、極めて悪質。総括する、という当然の仁義すら欠いている彼らはきっとまた、同じ過ちを報道の場で繰り返すでしょう。
そして先日、時効を迎えた國松警察庁長官狙撃事件。
のべ50万人近い警察官を投入して税金を散財した挙句、時効を迎えた直後、警視庁公安部が「オウムのテロ」と断言。証拠も無い異例の発表の見苦しさと浅ましさは、唖然とするほかないですが、嗚呼、日本は法治国家じゃないんですねぇ。
一方、仙台「北陵クリニック」の筋弛緩剤事件や、和歌山カレー事件などなど。。。記者クラブで警察が発表するネタを有難く頂戴し、垂れ流すしか能のない新聞やTVの報道(というか情報産業の垂れ流し情報)を、どこまで信用すればよいのか?
ある週刊誌は和歌山カレー事件の件の女性を「毒婦」などと呼び、面白おかしく決め付け報道していましたが、記者クラブ加盟各社は、被害者の夫自身が、件の女性が無実であることを訴えていることは、報道しないことにしよう、という「� �者クラブ協定」でも結んでいるのでしょうかねぇ?
某芸能夫婦の覚醒剤使用の件でも、クラブではじけていたらしい女性歌手の様子をクスリに絡めて「この様子は異常ですよね」と、テレビや雑誌は面白おかしく取り上げるだけ。そしてそれを見て納得するひとが結構いたりして。
こういう状況は、大衆をある方向に導こうと意図する類の人間にとっては、大変都合のよい状況でしょう。
「警察の調べに対して容疑者は、○○○と自供している、とのことです」
などというフレーズがTVニュースで流れたら、3割引で聞いて、想像力を働かせていたものですが、あの調書作成以来、割引率は7割まで上昇してしまいました。
あれっ、何の話だったっけ?
あ、件の女性がその後、どのような結果を得たのかは知り� �せん。
評 価→評価不能
年 式→2002
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